青空文庫に所蔵されている作品の読み方について。

青空文庫には、多数の本が読まれるのを待っています。読み方も人それぞれ、自由に好きな方法で読めばいい。とはいえ、最初は迷うかもしれません。青空文庫の公式ページにある、青空文庫の読み方のページはこちらになります。

読み方としては、以下の3パターンに集約されるでしょう。

ブラウザで読む

自分で使っているWebブラウザでも、そのまま作品を読むことができます。

もっとも基本的な読み方は、青空文庫の図書カードページにある「ファイルのダウンロード」の項目の「XHTMLファイル」のファイル名をクリックする方法です。この方法では、基本的には横書きで読むことになります。利点としては、多くのブラウザに対応しており、ほとんどの人が問題なく読めるということでしょう。

ブラウザでも縦書きで読む方法もあります。Webブラウザで利用可能なビュワを開発している方々がいて、それらを利用する方法です。

青空文庫の図書カードには、「青空 in Browers」「えあ草紙・青空図書館」へのリンクがあり、それぞれのビュワを利用して縦書きで表示することが可能です。デメリットとしては、速度が遅い場合がある、対応するブラウザが限定される可能性がある、などです。

「青空文庫Revised」では、試験的に公開されているいくつかのビュワを選択して作品が読めるようになっています。

ファイルをダウンロードしてビュワアプリで読む

「青空文庫Revised」では、EPUBファイル・PDFファイルのダウンロードリンクを設置しています。

青空文庫に所蔵されている青空文庫形式のテキストファイルから、ファイルを変換しています。変換の方法については、簡単にですがこちらに記載してあります。

ファイルをダウンロードして読む場合は、ダウンロードするファイルを表示するビュワアプリを読みたいコンピュータやスマートフォン上にインストールする必要があります。

利用手順は環境により様々です。

たとえば、iOSやAndroid上にEPUBファイルを表示できるビュワアプリをインストールしてある場合、多くの場合は、EPUBファイルのダウンロードをクリックすると、どのアプリで利用するかを聞かれます。読みたいアプリを選択すれば、大抵はそのビュワでダウンロードした作品を読みはじめることができます。

青空文庫の専用テキストファイルに対応した青空文庫ビュワアプリというジャンルのアプリが存在します。

これらの多くは、図書館の書架に相当する機能や、自分の専用の書棚に相当する機能が組込まれています。

人物や作品の検索や一覧、作品を選択してのダウンロード、作品の表示。これらの一連の流れが、ビュワアプリの中で完結していることが多いです。

アンドロイドスマートフォンの場合は、Google Play Store。iOSの場合はApp Storeなどで「青空文庫」などと検索してみると、色々なビュワが表示されると思います。

自分の好みに合せて、専用のビュワをスマートフォンにインストールしておけば、いつでも好きな時に作品を読むことができます。